牛乳は体に悪い?
現代の牛乳信仰について?
牛乳で体も骨も弱くなる?
牛さんの子供でさえ、乳離れが終わると、牛乳を飲みません。様々いる哺乳類のなかで、乳離れが終わってからもまだ「乳」を飲み続けているのは人間だけです。
よく、「牛乳を飲むと下痢をする。」と言う人がいます。これは、正常な生体反応です。下痢は、体に合わないものを体外に出す働きがあり、体に合わない牛乳を排泄しようとしているだけのことです。
しかし、最近は「日本人はカルシウムが不足しているので牛乳を毎日飲みましょう」と盛んにいわれます。学校給食でも牛乳が出されます。おかげで、最近の子供は、牛さんのように大きくはなりました。
しかし、骨は弱く、背骨も曲がっている子が本当に増えています。ちょっとしたことで、すぐに骨折をします。
牛乳どころか、山羊の乳さえ高価で飲めなかった中年世代の方が背骨は曲がっておらず、骨もはるかに丈夫で健康です。
ところで、私たちの祖先は、私たちに何千年もかけて一体何を食の遺産として残してくれたのでしょうか。
何をたべてゆくと良いとメッセージを残してくれたのでしょうか。
主食やおかずに何を食べればよいと言い残したのでしょうか?
その知恵のなかには、牛乳や肉はありません。
私(宮脇医師)は、子供に牛乳(乳製品)や肉を一切与えていません。玄米と新鮮な野菜を食べさせています。だから牛さんのように大柄ではありませんが、昔の人のように丈夫できわめて健康です。
あなたは、「現代日本の牛乳教」の信者さんになっていませんか?
だいじょうぶですか?
○参考図書;「胃腸は語る」(新谷 弘美著/出版社:弘文堂)
