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前処置の流れ・方法

検査開始 15分前

下記を飲んで頂きます

  • ガスコンドロップ
  • ・5cc プロナーゼ(20000単位)
  • 炭酸水素ナトリウム1g
  • 微温湯80cc

画像1

血管収縮剤(硝酸ナファゾリン)を両側の鼻腔内に数回噴霧する。

目的

  • 鼻腔が拡がりスコープの通過を容易にする。
  • 局麻剤の血中への移行を遅らせ作用時間を長くし局麻中毒を起こりにくくする。
  • 鼻出血を抑える。

検査開始 10分前


画像2

2%塩酸リドカイン(ビスカス)4mlを通りのよい方の鼻腔内にゆっくりと注入する。(画像2)


画像3

画像4

φ4mmの麻酔用スティック(※)に同じく塩酸リドカインゼリーを薄く塗布し、8%塩酸リドカインスプレーを噴霧する。(画像3)

続いて、これをゆっくりと鼻腔内に挿入する。(画像4)

(1分経過後)
φ6mmの麻酔用スティック(※)に同じく塩酸リドカインゼリーを薄く塗布し、8%塩酸リドカインスプレーを噴霧する。これをφ4mmのスティックを抜去後、ゆっくりと鼻腔内に挿入する。
※麻酔用スティック φ4mm、φ6mm、長さ12cm 先端が円すい状のものが鼻の粘膜を傷つけない。

(参考)当クリニックでは導尿用カテーテルを使用。

検査開始直前

鼻腔に挿入されているφ6mmスティックをスライドさせて、スコープが通過可能か麻酔が効いているか確認する。

曇りの原因になる外鼻孔に付着した塩酸リドカインスプレーを綿棒で除去しておく。唾液はできるだけ飲み込まずに口からだしてもらう。

検査開始

スコープを挿入

  • スコープは持ち上げず、鼻の軸に沿って挿入する。
  • スコープはあまり手前を持つと力が先端に加わらないので鼻に近い部分を持って挿入する。
  • まず中鼻道の通過を試みる。不可能な場合は下鼻道に変更する。それでも不可能な場合は左右の鼻を変更する。

食道入口部の挿入のポイント

  • スコープが軟らかいので嚥下してもらうとスムーズに挿入できる。中部食道あたりから会話が可能になる。

十二指腸への挿入のポイント

  • 通常のスコープと比べ軟らかい為、antrumのP-ring手前でエアーをしっかり抜きながら十二指腸に挿入する。
  • 胃の内腔にエアーがあるとスコープがFornixでループを描き十二指腸への挿入ができなくなることがある。

各部観察

■下咽頭と咽頭の観察

咽頭反射がほとんどないので、検者、被検者ともに良好な視野のもと余裕をもって行うことができる。

■十二指腸の観察

胃の観察

胃の内腔を観察する操作は通常の内視鏡検査と同じようにおこなう。 2~3分程度長く時間をかけて近接にて丹念に胃壁を観察する。見落としを避ける為にインジゴカルミンの色素法を全例におこなっている。

食道の観察

食道の観察は通常と同じように行う。 食道内の反転観察も容易に行うことができる。

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