メッセージ

small is best

開院した1991年当時は、大きいことはいいことだ、多いことはいいことだ、と拡大路線まっしぐらでした。開院2年後には増築し増床もしました。その後も病院化して拡大する予定でシミュレーションも準備も終わっていました。しかし、その路線が誤りであることに気がつきました。

規模が大きくなると、質は低下します。 建物が大きいと、エネルギー(電気)も無駄が生じます。
私たちは、すべてを小型化・小規模化することで、医療の質を上げる方向に方針を変えました。院内すべてのエアコンをやめ、ディスポ製品を少なくし、出来るだけ滅菌再利用しています。昼間は電灯を少なくしました。

患者数もおさえ、丁寧な診療を心がけるようになりました。

ぜいたくで快適な病院環境は、患者にうけ、私たちも快適な環境のもとで仕事ができます。
しかし、便利、快適を求めるあまり、大切なものを忘れていないでしょうか。

世界は今、「small is best」の考え方に変わっています。

私たちもsmall is bestを合い言葉に、日常診療の質を高める努力をしています。