内視鏡

大腸ガン

大腸ガンとは・・・

大腸粘膜に発生する悪性腫瘍で、発生部位によって結腸ガンと直腸ガンに分けられます。
腸壁の組織は上層部から順に、粘膜→粘膜筋板→粘膜下層→固有筋層→漿膜という構造になっており、浸潤が粘膜内か、粘膜下層までにとどまるものを「早期ガン」、筋層を超えて浸潤したものを「進行ガン」と分類しています。

症状

ある程度進行すると自覚症状が出ます。比較的早くから出現するのは便通異常です。ガンが発育することで腸管が狭くなることから生じます。また、腸閉塞になり、腹痛が起きることもあります。
直腸やS状結腸のガンの初期症状では、血便や粘血便などの下血がみられることがあります。上行結腸ガンの場合では、腸内容が液状のため下痢になりやすく、また、下血があった場合は肉眼ではわかりにくいため貧血の症状で発見されることがあります。