内視鏡

大腸ポリーブ

大腸ポリープとは・・・

大腸の粘膜が限局性隆起した状態をポリープと呼びますが、その中には良性から悪性までいろいろな性質のものが含まれています。実際の形は、扁平状に少し盛り上がっている程度から、半球、高さが2cm以上のキノコ状のものまで、さまざまなものがあります。

Ⅰ型(隆起型protruded type)

長茎
long stalk
短型
short stalk
広基
broad based
無茎
sessie
Ⅰp Ⅰsp Ⅰs 

Ⅱ型(表面型superficial type)

平坦
flat表面隆起
superficial elevated
平坦陥凹
superficial deperssion
表面隆起型陥凹
表面陥凹
superficial deperssed
表面平坦
superficial flat
Ⅱa Ⅱa Ⅱc Ⅱc Ⅱb
Ⅰ・・・隆起型 Ⅰp (有茎型)、Ⅰsp (亜有茎型)、Ⅰs (無茎型)
Ⅱ・・・表面型 Ⅱa (平面隆起型)、Ⅱb (表面平型)、Ⅱc (表面陥凹型)
Ⅲ・・・表面型 陥凹型

症状小さなポリープの場合、症状は全くありません。
ある程度大きいポリープ、小さくてもキノコ状で茎のあるようなポリープなどでは、出血することがあります。しかし、その出血は見てわかるような下血とは限りません。むしろ、便潜血反応検査をして初めて出血があることが分かったという場合が多いようです。

【過敏性腸症候群】腸の組織・構造に特に異常がないにもかかわらず、腸の運動に異常が発生し、腹痛 を伴う下痢や便秘を単独、あるいは交互に繰り返す症候群のことをいいます。

症状

「下痢だけ」、「便秘だけ」、「下痢と便秘が交互に起こる」、という3タイプがあります。左下腹部が痛み、排便後は軽快するのも特徴のひとつといえます。そのほか、腸内にガスがたまって腹部が張ること(腹部膨満感)や、自律神経失調症状を感じることもあります。